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日本におけるロシア

日露戦争時代のロミオとジュリエット 映画『ソローキンの見た桜』3月22日全国公開

戦争がなければ一緒に眺められた桜
戦争がなければ出逢えなかった二人の物語

日露戦争中、愛媛県松山に設置された「捕虜収容所」を舞台に日本女性とロシア軍少尉の捕虜とが織りなす「愛」の物語『ソローキンの見た桜』が3月22日より全国公開されます。
 

ソローキンの見た桜 (2019)

監督:井上雅貴
出演:阿部純子 ロデオン・ガリュチェンコ
   山本陽子(特別出演) アレキサンドル・ドモガロフ
   六平直政 イッセー尾形 斎藤工

日露戦争の始まった1904年、松山に全国初の捕虜収容所が設けられ、延べ6000人ものロシア人兵士が収容されていました。
日本は欧米列強と同等に見られたいという思惑も含んでいたことはありますが、捕虜の処遇に関する「陸戦の法規慣例に関する条約(ハーグ陸戦条約)」の遵守が意識されており、将校に対しては外出など相当な自由が認められており、下士卒に関しても集団で温泉での入浴や海水浴、捕虜と市民の自転車競走なども行われたそうです。

松山では捕虜収容所で亡くなられたロシア兵士墓地の清掃活動が地元住民や中学生によって行われており、毎年3月下旬には慰霊祭も行われています。

このような捕虜収容所は全国に29ヶ所あり、たとえば姫路ではロシア人捕虜が栽培していたビーツを復活させ、町興しと国際交流を目的とした『姫路ビーツプロジェクト』というものも立ち上がっています。

 
さて映画『ソローキンの見た桜』についてですが、監督の井上雅貴さんはロシアの巨匠アレクサンドル・ソクーロフ監督が大日本帝国時代の昭和天皇を描いた『太陽』[原題:Солнце](2005)に参加、全編ロシア語ロシアロケのSF映画『レミニセンティア(Реминисценция)』を自主制作(後に全国公開)。

レミニセンティア(字幕版)

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『レミニセンティア』はNETFLIX でも観ることができます。

主演はニューヨーク大学演劇科に学びNHKの連続テレビ小説『とと姉ちゃん』や映画『孤狼の血』等に出演の実力派女優の阿部純子さん、そしてロシアだけでなくウクライナ、ベラルーシ等級ソビエト連邦の国々の作品にも多数出演しているロデオン・ガリュチェンコさん。
収容所所長役のイッセー尾形さんは前述のアレクサンドル・ソクーロフ監督の『太陽』で主演されていました。

昨年11月にモスクワで開催された第52回日本映画祭のオープニングセレモニーで『ソローキンの見た桜』が紹介され、監督・出演者によるトークセッションも行われたそうで、ロシアでの公開を待ち望む声も。

ロシアでの上映を目標としたクラウドファウンディングのプロジェクト も目標額を達成したとのことで、併せてロシアに桜の木を植樹もしようということでプロジェクトが進行しているそうです。

日本での全国公開は3月22日からなのですが、映画の舞台となっている愛媛県では3月16日より先行公開されます。
更に、3月15日〜17日に開催される『愛媛国際映画祭』のオープニング作品として上映されることが決定しています。
 

愛媛国際映画祭 オープニング作品上映会

日時:3月15日(土) 16:00〜
会場:シネマサンシャイン大街道 (MAP )

 
更に更に、東京と群馬にて『~映画「ソローキンの見た桜」公開 特別公演~<アンドレイの世界> part II』という公演が開催されます。
 

«アンドレイの世界» part II
〜井上雅貴監督:映画「ソローキンの見た桜」公開 特別公演〜

NPO法人日露文化経済交流促進協会は、『日本における ロシア年』である本年に、日露友好の一助として、~映画「ソローキンの見た桜」公開 特別公演~<アンドレイの世界> part IIを開催いたします。
日露交流史を概観すれば、古くは漂流民の交流から始まり、文学、音楽や、オペラ・バレエ・演劇等の舞台芸術、そして絵画・彫刻・映画等の文化交流があります。本公演では、日本とロシアで活動している音楽家、俳優、映画監督がタッグを組み、オペラと演劇と映像で描く舞台芸術を実現しました。
今回は、脚本を担当している井上雅貴監督の映画「ソローキンの見た桜」(2019年3月22日(金)角川シネマ有楽町ほか全国公開/3月16日(土)愛媛県先行公開)のストーリーを軸とし、ロシア音楽、オペラ「光太夫」などを交えました。戦争と漂流と事情は違いますが、遠い異国から母国を思う望郷の念と現地の人々との愛情あふれる心の交流を、歌手が歌い上げ俳優が日本語とロシア語で演じます。背景に投影される映像は新たな世界観への誘いとなる事でしょう。アンドレイの世界 公式サイト

出演:アンドレイ・ブレウス (バリトン)
   山本修夢 (俳優)
   ワレンチナ・パンチェンコ (メゾソプラノ)
   平岡貴子 (ソプラノ)
   ユリア・レヴ (ピアノ)
脚本・演出:井上雅貴
映像制作:中村正樹

東京公演
3月10日(日) 開場:17:30 開演:18:00
会場:早稲田奉仕園 スコットホール
   東京都新宿区西早稲田2-3-1 (MAP )

群馬公演
3月11日(月) ディナー開始:18:30 コンサート開演:19:30
会場:ホテル1-2-3 前橋マーキュリー
   群馬県前橋市大友町3-24-1 (MAP )

チケットはWebフォーム 、E-MAIL:part2@andrey-no-sekai.info 、TEL:080-7285-1917(担当 横山様)にてお求めいただけます。
 
↓↓↓アンドレイの世界 公式サイト

脚本・演出は『ソローキンの見た桜』監督の井上雅貴さん、また映像制作には弊サイトでもお世話になっているМФК PHOTOS の中村正樹さんが参加されています。

映画本編にも捕虜収容所ロシア語通訳者・室田役で出演されている俳優の山本修夢さんは、この公演の主催者であるNPO法人日露文化経済交流促進協会の理事でもいらっしゃいます。

2016年 ロシア戦勝記念日特別番組『Орден』やロシア国営放送連続ドラマ『Зорге』にもご出演されています。

読者の皆様へ、その山本修夢さんよりメッセージをいただきました。

映画『ソローキンの見た桜』間も無く公開になります。ロシアと日本、二つの国の人と想いをつなぐ様な本当に素敵な映画です。是非劇場でご覧下さい。
そして『ソローキン』の映画の世界観をロシア人オペラ歌手アンドレイ・ブレウスが歌いあげる、圧巻の感動の歌唱の世界『アンドレイの世界』
合わせてお楽しみ頂けましたら幸いでございます。よろしくお願い致します。山本修夢

 

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