毎年ロシアのPOPカルチャーイベントに参加している田村菜穂子が代表を務めるファルール株式会社によるプロジェクトです。FRAN名義で、ある時はパフォーマーとして、またある時はコスプレの大会の審査員として年1~2回はロシアに行く機会があるのですが、せっかく食品輸入のノウハウを持っているので何か輸入したいと考えていた時に見つけたのが、この「ロシアン・チャーガ」でした。
クオリティの高いチャーガ商品を探している方々にお届けすることはもちろん、日本ではまだあまり知られていない、ロシアの伝統や食文化をご紹介する一助になれば幸いです。
「ロシアン・チャーガ」のクラウドファンディングへのご支援はこちらのリンクからお願いいたします⇒ https://www.makuake.com/project/russian-chaga
また、以下、今回のプロジェクトと「ロシアン・チャーガ」について詳しくご紹介します。
原料~製造工程~包装~使い勝手まで、すべてがハイクオリティのロシアン・チャーガ
<「ロシアン・チャーガ」の4つのポイント>
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- 「ロシアン・チャーガ」は、サンクト・ペテルブルクで2017年に誕生した、ハイクオリティのチャーガ・ブランド。その品質の高さと商品のポテンシャルが認められ、最優秀輸出者賞を受賞!
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- チャーガは、白樺の木2万本に1個の割合で見つかる、希少価値の高い幻のきのこ。ロシアの北に広がる原生林で採れるチャーガ、その存在を世界の人々に知ってもらい、健康と美容に役立ててもらいたい!
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- 個包装だからロスがなく、お湯に溶かすだけの手軽さが嬉しい、「ロシアン・チャーガ」。これなら毎日続けられる、健やかな未来のためのラグジュアリー習慣!
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- 世界各国でブームの予感!海外セレブをターゲットに開発され、いまや大使館の各国VIPへの贈物にもなっている信頼の品質!
キーワードは、健康x美容xラグジュアリー
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- チャーガ(カバノアナタケ、シベリア霊芝)という名前を初めて聞いた
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- 美容や健康に関心がある
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- ロシアに関心がある
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- 高級感のあるノンアルコール・ドリンクを探している
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- 話題の商品はひととおり試したい
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- 定期的にエステやジムに行っている
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- ワインなどのお酒が好きだが、最近弱くなって来たと感じる
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- お酒の後に飲めるホットドリンクがほしい
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- 身体も心も、すっきり毎日を送りたい
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- 身体にやさしい飲み物を探している
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- コーヒーや紅茶の代わりになるホットドリンクを探している
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- 常温保存OKで賞味期間が長いドリンクを探している
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- お茶など、封を開けても使い切れないので、1杯ごとの個包装だと嬉しい
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- チャーガ(カバノアナタケ)を試したことがあるが、煮出したりするのが面倒で続かなかった
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- チャーガを試したことがあるが、味が苦手だった
この中のひとつでも当てはまるのであれば、今回ご紹介するロシアン・チャーガがお力になれるかもしれません。
プロジェクトを立ち上げようと思った理由
世に「健康」「美容」をキーワードにした商品はあふれていますが、美容を優先すると健康がおろそかになったり、健康を優先すると美容が後回しになったりしませんか?また、中身は本当にいい商品なのに、パッケージデザインがいまひとつ・・・そんなことを思ったことはありませんか?
こんにちは、このプロジェクトを立ち上げたファル―ル株式会社 の田村菜穂子です。イタリア~東欧~ロシアの企業の国際マーケット進出のお手伝いをしたり、日本のいいものを海外向けにブランディングしたり輸出するサポートをしています。国内外問わず出張が多い仕事なのですが、年齢を重ねるごとに、若い頃と同じ生活をしていてはいろいろ無理が出てくると感じます。かといって、いわゆるエナジードリンクを飲み続けて、このまま身体を酷使していくのも辛い。
そんな時に偶然知ったのが、この商品。
性別を問わず受け容れやすいコンセプトで、自宅にいる時だけでなく、オフィスでも出張中でもお湯を注ぐだけで飲めるお手軽さ。なおかつ、ホテルのラウンジで出てきてもおかしくないオシャレなパッケージなら、持ち歩いても気分が上がる!
私と同じように、将来を見据えて食べ物や飲み物を選ぶ必要があると思っておられる方に一度お試しいただきたいのが、これからご紹介する「ロシアン・チャーガ」です。
「ロシアン・チャーガ」って?
ロシアン・チャーガ(ロシア語でルースカヤ・チャーガ)は、2017年にロシア北部の古都サンクト・ペテルブルクで誕生した、プレミアムなチャーガ商品のみを開発するラグジュアリーブランドです。
チャーガとはロシア語の名詞で、ロシアの北に広がる原生林で生育する白樺の木2万本に1個の割合で見つかるという希少価値の高い暗褐色のキノコです。学名はInonotus obliquus、日本ではカバノアナタケ、シベリア霊芝などとも呼ばれています。
様々なミネラルが豊富な白樺の樹液を栄養に育つチャーガですが、成長とともに白樺がろ過した大地の栄養を吸い尽くし、最後には寄生した白樺の木を枯らしてしまうほどの生命力をもっています。寿命は何十年にも及ぶと言われ、何世紀も前から「黒いダイヤモンド」として人々の間で珍重されてきました。
この黒い塊がチャーガです。
昔ながらのやり方で、人の手で採取します。
チャーガ原料の品質は、どこで育ったか、いつ・どのようにして採取したか、生きた木から採取したか、枯れた木から採取したか、どのように一次加工したか、などの要因に影響されます。こういった点を踏まえて、常に安定した品質の商品を供給できるよう、ロシアン・チャーガの原料を厳選しています。
ロシアン・チャーガの原料の採集を始めたのは、フィンランド国境近くのカレリア共和国(ロシア連邦を構成する共和国)の原生林。清浄な空気に包まれた大自然が広がる土地で、白樺の林がそこここに見受けられます。しかし、カレリア共和国の原生林で採集できる高品質のチャーガには限りがありますので、現在は採集する場所をロシア全土の原生林に広げ、常に高品質のチャーガを入手できるルートを確保するようにしています。
白樺に生えるチャーガは、白樺の林がある場所であればロシア以外でも見つけることができます。しかし、高品質の原料チャーガを常に見つけることができるのは、広大な国土をもつロシアならではの強みです。
ロシアン・チャーガの原材料は極めてシンプル。使われているのは以下の3つの材料のみです。
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- チャーガ(カバノアナタケ)から抽出したエキス: 70%
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- イヌリン(チコリの根由来): 29%
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- ローズヒップス果汁: 1%
厳選した品質の原料のみを受け入れた後、それぞれの材料を下ごしらえして特殊な製法でミックスし、粉末状にしたものが「ロシアン・チャーガ」です。製造過程では、温度、湿度、微生物など加工食品の製造に要求される項目を常にチェックし、厳格な品質管理を実施しています。
ロシアン・チャーガの原料となるチャーガエキスは、1kgの生チャーガから約140gしか抽出できません。生チャーガに含まれる不純物は、抽出過程で取り除きます。
ロシアン・チャーガに動物性の原料は一切使われていません。原料はすべて植物由来で、厳選したハイクオリティの原料のみを使っています。ノンアルコールで、ベジタリアンやヴィーガンの方々にもフレンドリーなロシアン・チャーガです。
また、ロシアン・チャーガに使われているチャーガエキスを抽出する際に使われているのは、蒸留水のみです。有害な溶剤は使用していません。厳選した品質の生チャーガから蒸留水をつかって抽出されたエキスを低温で加工したロシアン・チャーガは、健康的な生活をサポートする毎日の習慣としても最適です。
ロシアン・チャーガの飲み方
ドリンクの作り方は非常に簡単。ロシアン・チャーガ1本(1.5g)を、コップに入れたお湯200mlに溶かすだけ。粉末状なので、煮出したりする必要はなく、簡単に溶けます。
一旦溶かした後は、ホットのまま飲むもよし、お好みで冷やしてから飲むもよし。ご自宅で、オフィスで、外出先で、あっという間にロシアン・チャーガ・ドリンクの出来上がりです。
水溶性で使いやすく、しかも個包装。ご自宅だけでなく、外出先やご旅行先など、気軽に飲み続けていただける商品です。 習慣的に飲まれる場合は、1日1~3本を目安にお飲みいただくのがおすすめです。
毎日飲んでもらいたいから
美味しさを追求しました
キノコと聞いて、味が合わなくて飲めないのでは・・・と思っておられませんか?
確かに、チャーガだけではクセがあると思う方もいらっしゃるかと思います。だからこそ、より美味しく、より飲みやすくするために、改良を重ねて出来上がったのが、今回ご紹介する「ロシアン・チャーガ」です。
人差し指ほどの大きさの袋を開封すると、中に入っているのは茶色の粉。これが、チャーガエキス、イヌリン、ローズヒップス果汁からなる「ロシアン・チャーガ」です。
1袋を200mlのお湯に溶かすだけで、できあがり。そのままお召し上がりいただけます。
味に特にくせはなく、後味もさっぱりしています。苦みもほとんどないやさしいお味なので、お茶と同じようなイメージでお飲みいただけます。
これまでのチャーガになかった風味の秘密は、チコリの根(イヌリン)とローズヒップス果汁。チコリの根(イヌリン)は、カフェインを控えたい人がコーヒーの代わりに飲むドリンクとして、ヨーロッパやロシアで根強い人気があります。
世界のセレブも飲んでいる、健康x美容xラグジュアリーがテーマのプレミアムな新感覚スタイリッシュドリンク、それがロシアン・チャーガです。
風味の参考になるよう、ロシアン・チャーガをロシアの友人の子供、イリヤくん(もうすぐ4歳)にも試してもらいました。さて、人生で初めてチャーガを飲んだイリヤくんの感想は・・・?音声はロシア語ですが、日本語の字幕付きです。
こんなシーンでも大活躍
1杯分ごとの使い切りだから、いつでもどこでも簡単にお飲みいただけるロシアン・チャーガ。
ご自宅やオフィスで、健康や美容のため日常的に飲んでいただくことはもちろん、こんなシーンにもおすすめです。
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- ホテルのラグジュアリーなお部屋で
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- エステサロンやジムのドリンクとして
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- レストランやバーで、お酒が召し上がれないお客様へ、こだわりのノンアルコールドリンクとして
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- お酒を飲まない方へのこだわりの贈り物として
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- ワインやウイスキー好きの方の休肝日の飲み物に
高級感あふれるパッケージは、お部屋やお店のインテリアとしても優秀です。
近年ますます高まっている健康志向で、お酒を飲まない人や飲む量が減った人は世界的に増えています。それにもかかわらず、プレミアムなノンアルコールドリンクはまだまだ種類が限られているのが現状です。
ロシアン・チャーガという新たな選択肢を、日常のさまざまなシーンに加えてみませんか?健康や美容といった普遍性が高いキーワードにリンクするラグジュアリーなドリンク、それがロシアン・チャーガです。
ロシアン・チャーガの目指すゴール
ロシアン・チャーガの製造を手掛けるのは、ロシアン・ウェルス社(Russian Wealth LLC)。
独自の商標「Russian Chaga (ロシアン・チャーガ)」のもと、ロシアの伝統的な産物であるチャーガをベースにした、海外VIPのニーズにも応えるハイクラスの飲料を製造する会社として、2017年に設立されました。オフィス所在地はロシア第二の都市サンクトペテルブルクです。まだ若い会社ですが、プロフェッショナルな人材が集まっており、品質が高いプレミアムな商品の開発製造に必要なすべてのリソースを備えています。それゆえに、短期間でロシア国内はもとより世界各地のバイヤーに認められ、コンタクトを受けるようになりました。
ロシアン・ウェルス社は、BaltFoodグループの一員であり、ロシア連邦の非資源輸出促進のプロジェクトの助けを借りて運営されています。BaltFoodグループには12社があり、年間総売上高は30億ルーブルを超えています。2005年に設立された同グループは、食品の卸売、野菜やキノコの栽培、廃棄物の収集・処理・リサイクル、建物の解体、物流サービスの提供などの分野で事業を展開しています。
<ブランドが目指すゴールについて、生産者に質問しました>
Q: 「ロシアン・チャーガ」のブランドが目指しているものはなんですか?
A: ロマンチックに聞こえるかもしれませんが、私たちは、チャーガの存在が世界中に広まるようなブランドと製品を作りたいと思っています。気軽に効率よく摂取でき、品質の高さが保証されているようなブランドです。そうすれば、石油、ガス、マトリョーシカ、ウォッカとは別に、ロシアにも質の高いブランドと製品があることを他の国の人々に知ってもらえるでしょう。なぜなら、採取できるチャーガはロシアにたくさんあるからです。
国際市場には信頼できる品質のチャーガの商品が不足しています。私たちはロシアの会社として、品質が高い本物のチャーガ製品を購入できる機会を、世界のお客様に提供する責任を感じています。 だからこそ、私たちは妥協のない品質保証と顧客重視を基本方針としています。
チャーガは、非常にユニークで、昔からさまざまなシーンで活用されています。日本ではカバノアナタケという名前で親しまれていると聞いています。ロシア産のチャーガの看板で売られている商品は世界にたくさんありますが、その中には品質が疑わしいものもあります。したがって、私たちの主な目的は、チャーガに着目する世界の皆さんにクオリティが高い真のチャーガ製品を知っていただくことです。私たちは、ロシアの自然が生み出したチャーガに宿る美と健康の源を、年齢に関係なく、必要とする人や健康に関心のある人と共有したいと考えています。
ロシアン・チャーガの製造工程
チャーガの特徴を最大限に活かすために、そして、常にお客様に満足いただけるクオリティの商品をつくるために、厳しい基準による良質の原料受入からチャーガのエキス抽出、イヌリンとローズヒップス果汁との混合~粉末加工~包装~保管、そして出荷まで、決められた温度条件のもと、製造工程のすべてを厳格に管理しています。
また、各チェックポイントについては、決められた検査項目の分析をラボで実施しています。
原料受入と厳しい選別
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原料の下準備
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蒸留水を使って、チャーガからエキスを抽出
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チャーガのエキスに、イヌリンとローズヒップス果汁を混合
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乾燥後、粉末に加工
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包装
ロシアン・チャーガは、国際規格であるISO 9001:2015(品質マネジメントシステム)とISO 22000:2005(食品安全マネジメントシステム-フードチェーンに関わる組織に対する要求事項 – HACCP)、およびEAEU(ユーラシア経済連合)の規格であるTechnical Regulations of Customs Union-TR CU 021/2011の認証を取得しています。
「ロシアン・チャーガ」ブーム到来の予感
2020年3月、ロシアン・ウェルス社(Russian Wealth LLC)は、ロシアン・チャーガのブランドによって州の年間最優秀輸出者賞を受賞しました。
サンクト・ペテルブルクにあるロシアン・チャーガのオフィスでは、今までに取得した各種認証や表彰状が飾られています。
ロシアン・チャーガ製品は現在、ロシア政府が国内外のVIPに送るギフトとして採用されています。また、在ロシアの各国大使館でも、ロシア産の新たなプレミアムなお土産としてお使いいただき、ご好評を得ています。
そのほかロシア国内では、GUM (モスクワ赤の広場にある各国のブランド店が立ち並ぶ高級デパート)、DLT (サンクトペテルブルク最古の高級デパート)を含む高級店の数々や、観光客が立ち寄るハイクラスなスーベニアショップ、そして自社オンラインショップなどで販売されています。
また、2020年6月には韓国に上陸、ソウルの高級デパートである新世界百貨店やロッテ百貨店などで「ロシアン・チャーガ」の販売を開始しました。なお、「ロシアン・チャーガ」は、新世界百貨店の歴史上、初めて棚に並んだロシア製品です。
韓国での成功を踏まえ、2021年8月には中国のTmall Globalにもブランド旗艦店を開設、中国在住のお客様にも簡単にご購入いただけるようになりました。
また、サウジアラビア、クウェート、アラブ首長国連邦というアラブ地域の国々や、すでにFDAへの登録が完了したアメリカでも、「ロシアン・チャーガ」ブランドの販売開始に向けて積極的に準備を進めています。
なお、ロシアン・チャーガのチャレンジは、今回プロジェクトを実施するドリンクだけにとどまりません。たぐいまれな特性をもつチャーガエキスを、身体の内側からだけでなく外側からも美容に役立てていただこうと、コスメティックラインも旗揚げしました。美容大国・韓国で合弁会社を立ち上げ、美の技術を結集してロシアン・チャーガの基礎化粧品をつくっています。
既にロシアと韓国の高級百貨店では販売を開始しており、世界各国への輸出に向けても前向きな協議が実施されています。
身体の内と外から美と健康をサポートするブランド、それがロシアン・チャーガです。
ロシアン・チャーガの商品仕様
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- 1個あたり、1.5gx30本入りです。(※200mlx30杯分)
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- 50℃のお湯200mlに1本を溶いてお飲みください。
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- 賞味期間は製造から3年です。(※リターンには2024年6月以降の賞味期限の商品を発送します。)
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- アレルギー表示対象28品目は特に含まれておりません。
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- 商品サイズ(※下図の通り)
<栄養成分表示(100gあたり)>
・熱量 300.77kcal
・タンパク質 1.96g
・脂質 0.13g
・炭水化物 72.94g
・食塩相当量 0.98g
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<栄養成分表示(1包1.5gあたり)>
・熱量 4.51kcal
・タンパク質 0.029g
・脂質 0.000195g
・炭水化物 0.10941g
・食塩相当量 0.0147g
ーーーーーー
<残留農薬の分析結果の抜粋>
※台湾の分析機関で481項目を分析した際の結果。すべて検出なし。
<アフラトキシンの分析結果の抜粋>
※台湾の分析機関で分析した際の結果。検出なし。
今後のスケジュール
2022年2月6日:Makuakeプロジェクト開始
2022年3月30日:Makuakeプロジェクト終了
2022年4月上旬:発注
2022年4月中旬~6月:出荷準備、船積み、輸送
2022年6月末~7月上旬:貨物の日本到着
2022年7月:輸入通関、検品
2022年8月:リターン発送予定
※2022年9月頃から一般販売開始予定です。
目標金額を100万円に設定した理由
プロジェクト発起人の私は、食品業界で長年、商品の企画開発やバイヤーをやってきました。この、ロシアン・チャーガという商品は、中身・コンセプト・パッケージなど、どれをとっても値段に見合ったクオリティの高さで、生産地の魅力があふれています。バイヤー目線では、数年に1度見つけられるかどうかというレベルの素晴らしい商品です。ここまでの商品を、1回限りの輸入で終わらせたくはありません。だからこそ、プロジェクト終了後を見据えて、目標金額をシビアに設定しました。
100万円を目標金額に掲げたのは、初回輸入とはいえ最低でもこれくらいの金額分の数量を販売できる見込みがないと、その後の輸入~販売というサイクルに結び付けられないからです。生産者や輸送をお願いする会社と交渉に交渉を重ねて、日本市場開拓のトライアルとしてギリギリまで数量を落としてもらってシュミレーションしたのが、この目標金額。私自身が長年食品の輸入に関わっているからこそ出てきた、現実的な数字です。
今回プロジェクトを実施して終わりにするのではなく、いただいたご支援を通じてプロジェクト終了後も継続して日本で販売できるよう、積極的な販路開拓を進めていきたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
プロジェクト発起人の紹介
<自己紹介>
はじめまして。ファルール株式会社の田村菜穂子(NAOKO TAMURA)です。商社出身で、学生時代はアメリカとスペインに留学歴あり。14年間の会社員生活に終止符を打ったのは2012年。最初はフリーの貿易コンサルタントとして独立し、丸9年間フリーランスとして活動した後、2021年4月に法人化しました。専門は加工食品と酒類で、日本と世界の気になるものを国境を越えてご紹介しています。今回はロシアですが、いつもはイタリア~東欧あたりのエリアをフォローしていることが多いです。国内では、日本の地方の生産者が世界に飛び立つ、グローカルビジネスのお手伝いもしています。
また、JSA認定ソムリエの資格を持っていまして、2021年10月に各種酒販免許を取得しました。その流れでオープンした小さなショップでは、私自身が訪問した東欧~ロシアのワイナリーの商品を販売しています。私のワインショップはこちら⇒ MAGASIN DE FARUL (ファルール) (stores.jp)
<ロシアン・チャーガへの思い>
まずは、この長いプロジェクトページを最後までお読みいただきまして、本当にありがとうございました。
私とロシアン・チャーガとの出会いは、2021年8月中旬。在日ロシア連邦通商代表部の一室でした。まったく別件での打ち合わせで訪問して、たまたま目にとまったのが棚に飾ってあったロシアン・チャーガ。直感的に「これは面白い!」と感じました。長年、食品業界で商品開発に関わっている者としての野生のカンです。ただ、日本ではロシアはまだまだ未知の国。ロシア製品に対していいイメージを持たない日本人も少なくないはず。これは、何がなんでも現地に飛んで、生産者と直接会って品質管理基準をチェックしないことには、次のステップに進めない!
そこで、生産者であるロシアン・ウェルス社にアポを取り、1ヶ月後の航空券を抑えて、急きょロシアを訪問することになりました。事務所があるのは、首都モスクワに次ぐロシア第二の都市サンクト・ペテルブルク。北のヴェネツィアとも呼ばれる、運河が縦横に走る美しい街です。1917年まではロシア帝国の首都で、サンクトペテルブルクやその周辺の街には18~19世紀の王宮や貴族の館が点在しています。また、文化都市としての側面もあり、帝政ロシア時代には多くの文化人や芸術家がこの街を拠点に活躍していたことからもわかるとおり、街のそこここでおしゃれなセンスが光ります。初めてパッケージを見た時、サンクト・ペテルブルクの会社だと聞いて、なるほど!と思わずにはいられませんでした。
ロシアン・ウェルス社のオフィスでは、渡航が難しい時期にわざわざ日本から行ったということで、皆さん総出で迎えてくれました。渡航前、日本での販売を検討するにあたって確認しておきたいポイントをまとめて送ってあったのですが、この日、私が感じていた疑問点にはすべて答えをくれました。食品の輸入に携わったことがある人ならおわかりだと思いますが、これ、とても重要なポイントなんですよ。ここで答えが出てくる会社なら、安心してお付き合いができます。
生産者と実際に会ったことが、私の、この商品をどうしても日本で紹介したいという思いを強めました。私は20年以上輸入食品に関わっているのですが、自信をもって商品を輸入して日本のお客様にお届けするためには、どんな商品かということ以上に、生産者が誰かということが重要であることを身に染みてわかっています。どんなに商品がよくても、生産者に対して違和感があると、どこかで失敗するんですよ。だから、生産者に会ったことがない会社の商品は、自分では絶対に輸入しない。これが私のこだわりです。
ちなみに、私がロシアを訪問するのはこれが初めてでありません。パスポートを見返したところ、この5年で7回入国していたので、そこそこ頻繁に渡航しているほうかと思います。最初は1回限りのヴィザで入国していましたが、頻度が多くなってきたあたりで複数回入国OKのヴィザを取りました。思いついたらすぐ入国できるようになったのは大きいです。(たとえ観光であっても、ロシア入国にはヴィザが必要です。)
2014年以降、欧米からロシアが受けている経済制裁の影響で、ロシア国内のグルメショップに並ぶ輸入食品の品ぞろえに制限が発生し、今でもそれは続いています。ただそのせいで、ロシア自国内で開発されるプレミアムな食材やワインのレベルが格段に上がったことは、特筆すべきでしょう。日本で目にする機会はあまりないかもしれませんが、中身もパッケージイメージもクオリティが高い商品が揃っています。日本のニュースで報道されるロシアのイメージとは違うので、驚かれるかもしれません。
余談ですが、ロシアには親日家も多いです。多くの日本人にとってロシアは「よくわからないけど、怖そう」というイメージだと思いますが、逆にロシア人にとって日本は「なんだかすごい(よくわからないけど)」なんですよね。世界の同規模の街と比較すると、観光客が行くようなロシアの街は治安もいいですし、もっと民間レベルでの理解が進むといいと思います。
輸入食品の面白さは、よく知らなかった国について、食文化を通じてアプローチできることだと思っています。食文化を通じて、それまでまったく知らなかった国への興味が深まるのは、素晴らしいですよね。興味を持って相互理解することは、平和な世界を築き上げるための第一歩です
ロシアン・チャーガは、日本人が思っているロシア製品の常識を覆すタイプの商品だと思います。この商品を通じて、まだまだ知られていないロシアについても興味を持ってもらえると嬉しいです。
(↓毎日寝る前に、私もロシアン・チャーガを飲んでいます。)
最後にもうひとつ。サンクトペテルブルクを発つ前々日、ファルール株式会社として、ロシアン・チャーガの正式な輸入販売代理店の証を受け取りました。どうかプロジェクトが成功して、輸入開始できますように。
こちらはおまけ。2021年9月のサンクトペテルブルク訪問時、ロシアン・ウェルス社のアレックスさんに英語でインタビューさせていただいた時の動画です。