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サハリンのライブハウスで地元の若者たちとナイトライフを楽しもう!

サハリンは北海道のすぐ北に位置する、最も日本に近い外国のひとつですが、その魅力をひとことでいえば、すでに経済発展した近隣アジアの国々とは違い、交通渋滞やゴチャゴチャした商業広告、人ごみあふれる喧騒などとは無縁なところです。

それでも、州都のユジノサハリンスクには、他の極東ロシアの都市と同じように、オホーツクの海産物を豊富に使ったシーフード料理やジョージア料理のようなコーカサス、中央アジアの味覚が楽しめます。パリッと正装してカップルで出かける高級店から、普段着で家族連れが訪れるカジュアルな店まで、レストランの世界もなかなかバラエティに富んでいます。

グローバルチェーンのスターバックスはまだないけれど、居心地のいいカフェもあり、町の散策の合間にのんびり時間を過ごせます。

何よりサハリンに住む多くのロシアの人たちは、日本に対して特別な親しみを感じてくれているようです。ユジノサハリンスクにあるサハリン国立大学には、ロシア全土から日本語を学ぶ学生が毎年70名ほど集まってきて、日本語人材も豊富です。

そんなこの町の若者と知り合うには、週末の夜、ライブハウスに行くといいでしょう。ロシア正教会の通りの向かいにあるライブバー「カフェ・オペラ」はおすすめです。

ロシア正教会はユジノサハリンスク駅から東へ大通りを歩いた先にある広い緑地公園の中にあります。夏は日が長いサハリンですが、ライトアップされ、夜に浮かび上がる正教会のシルエットは美しいです。

「カフェ・オペラ」では、週末にライブがあります。

店内は、世界中どこにでもあるようなクラブ風の空間で、地元の若者が集まっていました。ライブステージの正面のカウンターが空いていたので、しっかり席をキープしたのですが、極東ロシアでは、我々のような東洋系の見知らぬ外国客に対しても、ごく自然にフレンドリーな応対をしてくれます。そして、日本人だとわかると、笑顔を見せて歓待してくれることが多いです。

この店のバーテンは、客を楽しませるのがいかにも大好きで、派手なアクションでカクテルをシェイクする陽気な青年でした。常連客と冗談を交わし、笑いを取るタイプですが、そのやりとりは、どこかぎこちなくもあり、そこが微笑ましいのです。

ドリンクは海外のインポートビールやロシアのクラフトビール、ワイン、ウオッカ、テキーラ、ラム、バーボン、ジンなどなんでもありますが、人気はオリジナルカクテルのよう。森で採れたベリーを使った果実酒が豊富な国らしく、フルーツや木の実がざっくりグラスに入っていたり、日本のバーのおしとやかなカクテルとは違って、野性味にあふれています。

何を頼むべきか、ロシア語のメニューを見ているだけではよくわからないのですが、この種の若者が多い店では、たいてい英語は通じるのでひとまず安心です。あまり難しく考えないで、バーテンのおすすめを頼んでみることにしました。

ところが、言われるまま適当に注文したら、最初の一杯はウオッカのコーラ割り風カクテルが出てきてあらら……。

当初、ライブは午後9時半からと聞いていたのに、結局のところ、バンドメンバーがステージに上がってきたのは10時半頃で、しかも準備にずいぶん時間がかかるのか、演奏が始まったのは11時過ぎでした。男性4人にボーカルの女性1人の地元バンドで、演奏と共に店内は少しずつ盛り上がり始めました。

客席から一段高い場所にステージがあり、その間にカウンターがあります。

バンドのリーダーはキーボード奏者で、全体にロック調のアレンジによる曲目が多く、たまに英語のポピュラーなカバー曲が織り込まれるものの、ほとんどは彼らのオリジナル曲なのか、あるいはロシアのヒット曲のカバーなのか。

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