ハバロフスク

奇跡の石柱「アムルスキエ・ストルビ(アムールの柱)」と先住民族の伝説の旅

ハバロフスク地方は、広大なタイガの森に囲まれ、海洋生物の豊富なオホーツク海に面していますが、各地に美しい自然の造形美があります。

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今回紹介するのは、「アムルスキエ・ストルビ(アムールの柱 Амурские столбы)」と呼ばれる花崗岩の石柱です。

場所は、ハバロフスクの北方約400kmに位置するアムール川上流の町、コムソモリスク・ナ・アムーレ(Комсомольск-на-Амуре)から、さらに134kmほど東に向かったアムール川沿いの標高885mの山の頂上や斜面の尾根の上にあります。

コムソモリスク・ナ・アムーレからアムール川の最下流の町、ニコラエフスク・ナ・アムレ(Николаевск-на-Амуре)まで航路があり、その船からいくつものアムールの石柱のシルエットを眺めることができます。それは山並みの上に尖塔のように屹立していて、アムール河流域の景観にアクセントを与えています。

これらの岩柱は、高さ12mから70mもの巨大なものまであり、それぞれの形状から名前が付けられています。

たとえば、これは「イルカ(Дельфин)」と名づけられています。

またこれは「白い柱(Белый столб)」といいます。

科学者によると、アムールの柱は地下火山の活動の結果として17000万年前に出現しました。彼らはアムールの柱が強風や雨、太陽の影響を受け、風化された結果、現在の姿になったと考えています。

岩盤のうち、柔らかい部分は徐々に崩壊し、石英とフェルズパー(長石)の硬い部分は自然侵食の結果として生き残りました。

これらの石柱は、その形状から「犬」や「王冠」「中国の壁」など独自の名前を持っています。

最も有名なのが、この「シャーマン(шаман)」です。アムール川に沿って航行する船の側面から、この複雑な形状をしたシルエットがはっきりと見えます。緑で覆われたタイガの森の頂に忽然と姿を現す様は、古来現地の先住民族の人たちの目に強い印象を残したのです。

シャーマンは、まるで北方民族のシャーマンが祈りをささげる祭壇のようなかたちをしています。そのため、人々はこの石に癒しの力があると信じていました。そこで実際に祈りを捧げてきたのです。

なぜこのように名付けられたのかについては、この地に暮らしていた先住民族の次のような伝説に由来しています。

伝説によると、あるとき、地元のシャーマンの娘、アジという名前の少女(彼女の名はシャーマンの隣の丘の名前でもあります)は狩人と恋に落ちました。ところが、父親は娘の気持ちを受け入れず、結婚に同意しませんでした。そこで、娘と恋人は駆け落ちすることにしました。

父親であるシャーマンは、クマに化身してふたりの逃亡者を追いかけました。父親と恋人の壮絶な争いを見た彼女は、恋人の死を望まなかったため、父親に自分の命とひきかえに彼を殺さないよう懇願しました。

こうしてシャーマンは娘と狩人、そして彼女が連れてきた犬を凍結し、岩の彫像にしたのだといいます。

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