Japan-Russia News

日本におけるロシア

特別寄稿

🇯🇵日露ろう者の交流🇷🇺 NPO法人UPTAIN サハリン残留日本人ろう者と樺太出身ろう者ための一時帰国支援

はじめまして。
NPO法人UPTAIN代表の高波と申します。私たちは、国内外のろう者たち、その家族や手話関係者の情報交流を目的に、国際手話ろう通訳などをしています。
聴者(耳が聞こえる)の世界共通語は英語であるように、私たちは世界共通手話は国際手話です。国際手話を通して交流や教育、アジアなどのろう者ための支援などを行っています。

これまでに、啓蒙のための講演やネパール・インドのろう学校への物資の寄付などの支援なども行ってきました。

 

ウラジオストク アイスマラソンへの参加

今年の2月にはウラジオストクへのツアーを開催しました。
メインイベントはアイスマラソン。おそらく日本人ろう者としては初めての参加になったと思います。
そしてマラソンだけではなく、ウラジオストクろう幼稚園&難聴クラスと小〜高ろう学校の見学、現地のろう者との交流などを行いました。

 
実は、今回のツアーは少人数で、私は来年に延期と考えておりましたが、ウラジオストクろうガイドは、少人数でも実施しよう!ロシアやウラジオストクのことを好きになってほしい!ロシアは恐ロシアではなく、笑顔いっぱいあふれてる国だと知ってほしいし、Facebookに掲載して多くの人に見てもらい、来年多く参加してきてほしい!!と願っていたので、実施いたしました。少人数ながらもガイドさんからのおもてなしがとても愛があふれていました。本当にありがとうございました。

アイスマラソン参加のご縁により、他の日本人と繋がりができ、うれしく思っております。ありがとうございました。
またツアー参加された人たちもロシアに対する怖いイメージは見事に砕けて、良いイメージとなりました。

ロシアろう者たちからプレゼントされたロシア手話辞書

 
 

【サハリン残留日本人ろう者と樺太出身ろう者ための一時帰国支援】プロジェクト

2018年3月、私たちは国際手話の交流の機会があってサハリンへ渡り、ロシアろう者との交流を深めました。かつてサハリン南部は日本領で樺太と呼ばれ、多くの日本人が暮らしていましたが、終戦間際に旧ソ連が占領。冷戦下では行き来ができなくなりました。1990年代になって一時帰国が実現しましたが、ろう者には、日本人コミュニティと十分な意思疎通が取れなかったために、その情報が伝わっていませんでした。
日本政府や団体からの一時帰国や永住支援についての情報が障害者団体(車いすや盲人など)には伝わっていても、ろう者団体だけ疎外されていたのです。日本も昭和の時代に似たような状況がありましたのですぐ理解できました。

サハリン残留日本人高齢のろう者がいないかを確認したところ、サハリンにいる75歳のろう者がいることがわかり、さらに日本では樺太出身の87歳のろう者にも出会いました。87歳の方は、日本領だった時代の樺太出身で、終戦後、約30年前から日本人入国可能になったことの情報が入らずに、一度も故郷を訪れることができずにいます。私たちはこのお二人の貴重な経験を、若いろう者の記憶と、後世への記録として残さなければと、【サハリン残留日本人ろう者と樺太出身ろう者ための一時帰国支援】プロジェクトを立ち上げました。

年配のろう者の方たちは情報弱者が多いのですが、彼らの証言を生かし、日本とロシアの架け橋となることで、ろう者は一人じゃない!仲間がいるよ!と安心していただきたいと思っています。
 

クラウドファンディング

終戦時に帰国することがかなわなかったサハリンの残留日本人たち。その中には、耳が聞こえない「ろう者」であるが故に十分な情報が得られず、一時帰国がかなわなかった人たちもいました。現在も存命中のろう者の方たちの一時帰国を実現し、その証言を記録するために皆様のご支援をお願いいたします。

◯一時帰国のスケジュール
今年6〜7月ごろに樺太出身ろう者をサハリン(樺太)へ一時帰国させ、生まれ育った樺太・知取や豊原盲唖学校の跡などへ案内するとともに、残留日本人を含むサハリンのろう者たちとの親睦を深めたいと考えています。
10月頃にはサハリン残留日本人のろう者を日本へ一時帰国させ、広島・東京・(長崎・大阪・札幌)にて講演(パネルディスカッション)や交流を行い、日露ろう者たちとの親睦を図りたいと思います。
日本手話とロシア手話は異なりますが、交流していくうちに、自然と手話を習得、そして国際手話となり、心から通じ合える喜びが大きくなることを望んでいます。その歴史の証として映像記録(DVD)にも残していきたいです。

◯資金の使い方
お二人の一時帰国を支援するためにかかる経費をクラウドファンディングで募ります。具体的には以下の通りです。
・サハリン在留者及び、通訳者の交通費滞在費
・講演会・交流会を開催するための経費
・彼らの証言を記録するためのDVD制作費
 (取材費、通訳費、DVDプレス代)
 
ご支援は↓↓↓こちら↓↓↓からお願いいたします。

 
ロシア・サハリンで国際手話による交流の機会がなければ、今回のろう者の方たちとの出会いはありませんでした。残留日本人のろう者と樺太出身ろう者は同じ日本人で同じろう者でもあり、「ひとりぽっち」ではないと伝えると共に、一時帰国を温かく迎えたいです。ご支援いただければ幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
 

高波美鈴

NPO法人UPTAIN理事長

経歴:
空手初段(高校時代、万引き御用により社会貢献賞)
ASL(アメリカ手話)・国際手話ろう通訳者
日本手話講師
日本手話モデル
インバウンド人材育成ディレクター

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