以前にもご紹介しました写真展『レンズの奥のロシア』 に行ってまいりました。 ロシア外務省による『日本におけるロシア年』の公認写真展として、この『レンズの奥のロシア』が開催されています。ロシアの生活に深く根差した視点で撮った作品、МФК PHOTOSさんが各種メディアに提供したロシア・CIS地域の写真等も展示されています。
МФК PHOTOS/モスクワ写真部の矢島徹至さん に、ロシアのオールドレンズ/カメラについてお話を伺いました。
この写真、『露店の親父のよう』とおっしゃっていましたが、いえいえ、私はカメラソムリエと呼ばせていただきます。
実際、ロシアではこのような露店でカメラやレンズを売っているそうですよ。
ロシア語が話せたら、このようなお店を見て回る旅というのもパッケージツアーにはない楽しみ方ですね。
実際にレンズを持たせていただきましたが、アルミ削り出しのレンズ、ズッシリ重く、これにボディも加わるとちょっと持ち歩くという気にはなれません 笑
が、モノとしての存在感が凄く、眺めているだけで幸せになれます。
これはレンズキャップです。
共産体制下においてブランドとしての “メーカー” という概念がなく、レンズキャップには製造工場のマークが刻印されているそうです。このようなディテールも非常にかっこいいですね。
このベラルーシ製のレンズは180°撮れるレンズですね。RICOHのTHETAの前半分のような感じです。が、これで撮って紙焼きするとどんな感じになるのでしょう。サイケデリックな作品が撮れそうです。
これはスゴイですね。ライフルのようになっています。トリガーを引くとシャッターが下りるそうです。しかしこれを紛争地域で構えていたら狙撃されてしまいそうです。使用する場所は考えなければなりませんね 笑
と、今回はレンズ/カメラについて中心にご紹介いたしましたが、いろいろと興味深いお話も伺えます。会期は9月24日までとなっております。是非皆さんもお出かけください。
写真展『レンズの奥のロシア』
- 会 期:
- 2018年9月15日~2018年9月24日
- 場 所:
-
Gallery my-an TOKYO
東京都港区赤坂2丁目17-62 ヒルトップ赤坂1F
- 入場料:
- 無料
- 主催者:
- МФК PHOTOS
YAJ (矢島徹至)
https://yajimatetsushi.wixsite.com/photography
京都生れ、奈良育ち、東京在住。商社マン。
ロシア駐在中、МФК PHOTOS に加入。それを機に作品としての写真を撮りはじめる。
帰国後も精力的な撮影活動をこなし、日露文化交流イベントへの作品提供、演奏会のカメラマンを務める。
また、演奏会やライブとのコラボ写真展も企画。音とビジュアルの融合もひとつのテーマとして活動している。
「被写体と私、その間にカメラがある。常に三位一体の関係です。」
МФК PHOTOS
https://mfk-photos.com/
Facebook @MoscowPhotographersClub
Instagram @_mfk_photos_
Twitter @MFK_PHOTOS
2011 年、モスクワで日露写真家の中村正樹が立ち上げた写真家集団 (Московский фотоклуб)。 写真講座や品評会を中心として、撮影会や展示会開催などを行っている。写真を媒介として、 日本の人々にロシアをもっと知ってもらい、好きになってもらうための啓蒙活動や、様々な地 域の魅力発信を続けている。現在ロシアに限らず世界各国にメンバーが在籍 (フランス・アゼ ルバイジャン・中国・シンガポール・タイ等 )。通称エムエフカーフォトズ。