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映画『豪勇イリヤ 巨竜と魔王征服』(原題:Илья Муромец)『キング・ギドラ』のルーツ

ハリウッド版『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』が5月31日に公開されますが、そこに登場する三つ首の怪獣、日本人にはおなじみの「キング・ギドラ」のルーツはロシアにあった!?

1956年にソビエト連邦で制作、1959年3月に新東宝配給で日本公開された映画『豪勇イリヤ 巨竜と魔王征服』(原題:Илья Муромец)の火を噴く3頭龍(ロシア・東欧に伝承される三つ首竜ズメイ・ゴルイニチ)がそのルーツだとする説があります。
 

豪勇イリヤ 巨竜と魔王征服 [原題:Илья Муромец] (1956)

監督:アレクサンドル・プトゥシコ
出演:ボリス・アンドレエフ
   アンドレイ・アブリコソフ
   ナタリー・メドウェ―ジェフ
   シュクール・ブルハーノフ
   ニネリ・ムイシコフ
   アレクサンドル・シュウォーリン

 
いかがでしょうか?
「キング・ギドラ」が初登場したのは1964年に公開された映画『三大怪獣 地球最大の決戦』だそうですから、時系列的にも完全にこの作品に影響されていると思われます。

ロシアの口承叙事詩ブィリーナに登場するイリヤ・ムウロメツを主人公とした英雄譚の映画化。
ロシア帝国で開発された世界初の量産4発爆撃機にもイリヤ・ムウロメツの名が付けられています。

『豪勇イリヤ 巨竜と魔王征服』は当時画期的な映画で、ソ連初のシネマスコープ長編映画でり、また同じくソ連初の4チャンネルマルチトラックステレオ映画でもありました。

当時のソ連映画界としては空前の巨額制作費と4年の制作期間、のべ10万6000人のキャスト、1万1000頭の馬が使われました。
三つ首竜ズメイ・ゴルイニチも、特撮用のミニチュアの他に実物大のものも作られ、実際に火炎放射器を使って火を噴くシーンが撮影されました。ミニチュアを使うとどうしても火や水の表現は陳腐になってしまうので実物大のものを作ったのでしょう。

手塚治虫、筒井康隆はこの映画のファンであり、二人の共著『イリヤ・ムウロメツ』も出版されています。

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ロシア・リペツク州にあるテーマパーク「クディキナ山」(Кудыкина гора)には実際に火を噴く巨大なズメイ・ゴルイニチの像があります。

 

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