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日本におけるロシア

マチルダ 禁断の恋 [原題:Матильда] @ロシア・ソビエト映画祭

2017年にロシア国内で社会問題にもなった映画『Матильда』、邦題が『マチルダ 禁断の恋』になって12月公開が決まったのですが、それにさきがけて東京で開催されている『ロシア・ソビエト映画祭』 にて上映がありました。

国立映画アーカイブは日本で唯一の国立映画専門機関で、映画(フィルム)の保存・研究・公開を通して映画文化の振興を図っています。映画の美術館ですね。いろいろな特集上映、展示企画が開催されています。
また図書室もあり映画に関する文献、雑誌等を閲覧することができ、一般の方も利用できます。

「日本におけるロシア年2018」に合わせ、ロシア文化フェスティバル組織委員会と共同で同館で12年ぶりとなるロシア・ソビエト映画の特集上映が開催されることとなりました。会期は8月5日まで。
上映プログラムは↓↓↓↓↓でご覧いただけます。

そして今回、目玉の一つとして『マチルダ 禁断の恋』が上映されました。
この作品は帝政ロシア最後の皇帝ニコライ2世(1868~1918年)とバレリーナであったマチルダ・クシェシンスカヤの関係をスキャンダラスに描いたということで、ロシア正教会や保守派が「皇帝の名誉をけがす内容で許されない」と上映禁止を主張したり上映館の放火を警告するキリスト教過激派組織が現れたりと社会問題化した話題作です。

今回の上映に際し、アレクセイ・ウチーチェリ監督の舞台挨拶も行われました。
「次回は日本人俳優を使った作品を」というのはお約束のリップサーヴィスとして。

作品は衣装やセット(でしょうね?それとも実際の宮殿で撮影されたのでしょうか?)が豪華絢爛で、前半の汽車の事故シーンなど迫力があり、当たり前ですが大作感があります。

私は映画は観ると決めたら極力前情報を入れないようにするのですが、マチルダ・クシェシンスカヤを演じていた女優さん、どうも以前に観たポーランド映画『ゆれる人魚』 で人魚役をやっていた女優さんに似ているなぁとずっと気にしながら観ていたのですが、やはりそうでした。ミハリーナ・オルシャンスカ。ポーランドの女優さんですが、マチルダ・クシェシンスカヤもポーランドにルーツがあったとのことで、この配役はピッタリですね。これは男を惑わせます 笑
このミハリーナ・オルシャンスカさん、今年9月に日本公開となる『ヒトラーと戦った22日間 SOBIBOR』(ロシア・ドイツ・リトアニア・ポーランド合作)にも出演しています。

そして問題となった部分、これが皇帝を冒涜するような内容か?という点、まず描写自体はそこまで過激ということでもなく、気品みたいなものでコーティングされています。またこれがどの程度史実に基づいたものか不勉強ですが、スキャンダラスというよりもむしろ非常に美しく描かれていると感じました。
少なくともこの作品内では皇帝もマチルダも、(叶わなかったとはいえ)愛を貫こうとしていたわけですから。とても人間的だと思いましたが、”聖人”と捉えている向きには容認できないということなのでしょう。

この作品は12月8日から東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で公開されます。ぜひ大きなスクリーンでご覧いただきたいと思います。

マチルダ 禁断の恋 [原題:Матильда] (2017)
監督:アレクセイ・ウチーチェリ
出演:ラース・アイディンガー
   ミハリーナ・オルシャンスカ

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🇯🇵今日の単語🇷🇺
император (imperator)
балерина (balerina)
※これは私自身の勉強用ですので間違いもあるかもしれません。もし間違っていたらコメントにて教えていただけると嬉しいです。
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