もしスーパーマンがアメリカではなくソ連にいたら?
胸のマークが “S” ではなく “鎌と槌” になっています。
『スーパーマン:レッド・サン』
『キック・アス』の原作者、マーク・ミラーが描いた、「もし○○が〜だったら?」というイフストーリーを描く「エルスワールド」というシリーズの2003年出版の作品です。
この作品でスーパーマンはウクライナの農場に墜落し、そこで育てられてやがて共産主義の正義のために闘います。
スーパーマンの活躍によりワルシャワ条約機構加盟国は拡大し、チリとアメリカ以外のすべての国と同盟国となります。
ワンダーウーマンも共鳴しスーパーマンと行動を共にし、バットマンは反政府活動をしているテロリストです。
おなじみのキャラクターが全て正史とは違う立場に置かれているわけですが、その充て方がとても絶妙です。
この作品の優れているところは、アメリカの作品でありながら “ソ連のスーパーマン=悪” という描き方ではなく、共産主義に立脚しながらもあくまでも “善” を貫いているところです。
正義の反対は悪ではなく、もう1つの別の正義だということです。資本主義へのアンチテーゼともなっています。こういう作品が出版されるというのはアメリカの美点だと思います。
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