
わたしの心のふるさと、ルーマニア
私とルーマニアの思い出にはいつも皆で囲む食卓がありました。仕事の帰り道、「ご飯においで Hai la masă!」のメッセージ、「実家から美味しい鶏をもって来たから、スープを食べに来て!」「今年のツイカを飲んでみて!」必ず出される家族自慢の蒸留酒。クリスマスやイースター、大切な家族の集まりにも招待が多すぎてパーティーのはしご、ご馳走三昧の日々は嬉しくも、胃袋には大変でした。
子ども達と一緒のルーマニア里帰りでは、庭で家畜と遊び、裏庭の畑で採れたての野菜は洗わず袖でふきその場でかぶりつく! 「野菜をおやつに食べる」幸せやレシピを教えてくれた”ママ”は数えきれません。 ルーマニアに住んだ5年半もその後も、友人とその家族と過ごさせてもらった時間、いつももてなしてくれた彼らと出会わなければ今の私はありません。
私の愛するルーマニア人のあたたかさ、地元の人たちのふだんの食卓、今でも昔ながらの風景と忘れられていた豊かな暮らしを大切にする素敵な国があることがこの企画を通して伝わりますように。 そしていつの日かルーマニアの食卓を旅先で楽しんでくださる時が来ますように・・・
ルーマニアへ行こう! 川上・L・れい子
明治大学ルーマニア文化研究所客員研究員、フリーランスライターとしてルーマニアの魅力を情報発信している川上・L・れい子さんによる企画展、『森のかなた ルーマニア 食を通して知るバルカンの国』が2019年12月10日(火)〜24日(火)まで東京・新橋のGallery TEN にて開催されます。
ルーマニア

ルーマニア(羅: România, 現地の発音では「ロムニア」)は、ヨーロッパ中央南部に位置する共和制国家で、南西にセルビア、北西にハンガリー、北にウクライナ、北東にモルドバ、南にブルガリアと国境を接し、東は黒海に面しています。首都はブカレスト、総面積238,391km²(本州とほぼ同じ)に総人口2,000万人弱が暮らす国です。
ルーマニアというと体操のナディア・コマネチ、と言ってももう世代的にご存知ない方も多いかもしれませんが、体操が強い国というイメージはあるかと思います。そして『吸血鬼ドラキュラ』の舞台のモデルとなった国、ということは比較的知られているかと思います。
が、それ以上のこととなるとあまり…東欧、旧共産圏というとひとまとまりでちょっと暗くて怖い、というのが多くの日本人が抱いているイメージではないでしょうか。
川上さんも当初はルーマニアに共産主義の名残やメンタリティーも多く感じられ、西ヨーロッパでの生活とは異なる苦労も沢山されたそうです。しかし、伝統や行事を本当に大切にしていてホスピタリティーに溢れるルーマニア人を知るにつれ、ちょっとのつもりが転職を重ね長くルーマニアと関わるようになったとのことです。
ルーマニアの魅力、それは・・・
●とにかく人があたたかい 観光客を友達のように、友達を家族のように、受けれてもてなしてくれるあたたかさがあること。
●食事が本当においしい!!!!!! 食事が美味しくなかったら、何年も住むことはできなかったと思います。ママが作ってくれるオーブン料理や、友人がふるまうBBQや山小屋やワイナリーのレストランでの伝統地方料理も豪快でいつ何を食べても美味しく食べられる国だと思います。
●可愛いものが意外と!?ある 展示会にも展示&共著本『東欧のかわいい陶器』 でも紹介していますがそのひとつが陶器です。花や自然をモチーフとして飾り皿として日本で使ってもなじむお皿もたくさんあります。大好きな作家さんのものもあり、いつか日本に輸入したいと夢をあたためています。
ルーマニアへ行こう! 川上・L・れい子
展示ではルーマニアの観光名所や素朴であたたかなルーマニア人の生活、食文化も垣間見られる風景をご紹介。雑貨展示(一部販売もあり)や、ルーマニアに関する書籍、現地の写真集も閲覧いただけます。
森のかなた ルーマニア 食を通して知るバルカンの国
- 会 期:
-
2019年12月10日(火)〜24日(火)
月〜金:10〜18時まで
土 :12〜18時まで
日 :休 - 場 所:
-
Gallery TEN
(新橋駅直結 新橋駅前ビル1号館8階) - 入場料金:
- 無料
- 後 援:
- 在日ルーマニア大使館
- 協 賛:
-
明治大学ルーマニア文化研究所(代表:伊藤真弓)
秀友画廊
ダニエラ志賀
ルーマニア料理教室&カフェTe pup
カルパチアントラベルセンター - 特別協力:
-
佐藤 芳則
シルヴィア・チェルケァザ
ママKidsネットワーク
株式会社リクッド
株式会社ハイネット
また、会期中には下記イベントも開催されます。
(※ 🔽のイベントにつきましてはそれぞれご予約、参加費用が必要となります。)
ルーマニアのクリスマス文化&伝統食から学ぶアンチエイジング

ルーマニアのクリスマスにまつわる文化・エピソードを、アンチエイジングに関する著書多数の料理研究家・ダニエラ志賀さんによる、伝統スープと素朴なスイーツ、ワインでお楽しみください。お土産(レシピ入・ミニブックレット)付き。
- 日 時:
-
2019年12月14日(土)
16:45受付開始
17:00乾杯・歓談をしつつトーク開始
2019年12月20日(金)
17:00受付開始
17:30より乾杯・歓談
18:00よりトーク開始 - 場 所:
-
Gallery TEN
(新橋駅直結 新橋駅前ビル1号館8階) - 会 費:
- ¥3,000 (🔽Peatixにてお支払)
- 申込み:
- https://romaniaten2019.peatix.com
- 締 切:
- 2019年12月12日(木)
- 定 員:
- 各日とも25名
クリスマスの音色:パンフルート演奏(櫻岡史子)

ルーマニアにはクリスマスに伝わる伝統聖歌があり、家を歌ってまわるかわいらしい習慣があります。街中の広場でお披露目されることも♪
ルーマニアのハーブティーと共に午後のひとときをご一緒できたら嬉しいです。
- 日 時:
-
2019年12月14日(土)
13:30 ~ 14:00 - 場 所:
-
Gallery TEN
(新橋駅直結 新橋駅前ビル1号館8階) - 会 費:
- ¥1,000 (当日会場にてお支払)
- 申込み:
- mamakids@mamakidsnetwork.jp
- 協 力:
- 日本ルーマニアパンフルート協会
クリスマスKIDs イベント
クリスマスのお話し&クリスマス聖歌を歌ってみよう♪
ルーマニアのクリスマスにお馴染みのものも工作予定です。
ルーマニアの具沢山スープ「チョルバ Ciorba」付。
- 日 時:
-
2019年12月21日(土)
14:00 ~ 15:00 - 場 所:
-
Gallery TEN
(新橋駅直結 新橋駅前ビル1号館8階) - 会 費:
- ¥2,000 (当日会場にてお支払)
- 申込み:
- mamakids@mamakidsnetwork.jp
ルーマニアが大好きで個人的に発信し始めてから早15年経ちました。昔に比べルーマニアの情報も日本に増えましたがそれでもまだまだどこ?何語?どんな国???
ルーマニアには知られていない魅力や面白さ、美味しさがいっぱいあります。期間中は在廊日も多く予定しているので(日程時間帯はFBルーマニアページ で随時お伝え予定)遊びにいらしてくださると、嬉しいです。
ルーマニアへ行こう! 川上・L・れい子


川上・L・れい子
ルーマニアへ行こう! Let's go to Romania!
フリーランスライター・コーディネーター・講師
明治大学客員研究員 - ルーマニア文化研究所
一般社団法人 中東欧ワインリカー文化協会 代表理事
ルーマニア科学アカデミー・エリートメンバー
ルーマニア日本文化経済協会(Asociaţia Tomodachi)会員
イタリアソムリエ協会AIS 会員
洋酒卸・酒通信販売&FOOD企画販売
株式会社リクッド 東京オフィスマネージャー
フードインストラクター(ママKidsネットワーク理事)
生花・草月流 師範
海外生活10年。外資系企業勤務の傍ら、あたたかいルーマニア人のもてなしと食事の美味しさに魅了され、当時の日本ではあまり知られていなかった現地情報を取材・提供。ニュースサイト・機内誌等に執筆。2009年に帰国後は、子連れで取材旅行をしながら、大使館等で広く文化についての講座を担当、ワイン会・展示企画・映画字幕監修なども行う。また、2015年度より、明治大学リバティアカデミー講座「ルーマニアの魅力」講師を担当。2019年12月ギャラリーTENにて「森のかなたルーマニア」展運営。 共著に『東欧のかわいい陶器』(誠文堂新光社)。
●ルーマニアを含む中東欧のワイン・食文化情報Web頁は下記
https://www.ceeurope.org/