ロシア雑貨のオンラインショップ、『カチューシャ』さんのご紹介です。
2010年にお店をオープン、現在はオンラインショップにてマトリョーシカ、ベレスタ、ホフロマ、フィニフチ製品などロシア直輸入の工芸品、ソビエト連邦のビンテージ雑貨を取り扱っています。
お店の一推しは「フィニフチ」。
「フィニフチ」でGoogle検索しますとWikipediaよりも『カチューシャ』さんがトップに表示されるほどです。
「フィニフチ」とは、「エナメル細工」を意味するロシア語で、ギリシャ語の「明るい、きらめく石」を意味する「フィンギチス」が語源となっています。このきれいな手描きの柄は七宝焼きに似ており、私たち日本人にとってどこか懐かしく、とても親しみを持てる芸術作品だと思われます。
フィニフチのガラス部分に描かれている柄は全て職人による手描きで、全ての作品が世界で唯一のものと言うことができます。柄を描き、高温で焼くことは陶器の製法と似ています。金属の土台に載せたガラス細工は800~900度の高温で焼かれ、大変強靭、頑丈な作りになっています。また、その色合いは永遠に褪せることがないと言われ、一生涯、作られた当時の鮮やかさと輝きを保つことができます。
現在ロシアで「フィニフチ」に従事する職人は250人に上ると言われていますが、最も高品質と言われているのは、ロシアの首都モスクワから北へ230キロに位置するロストフ・ヴェリーキー(大ロストフ)という小さな街で作られているものです。この古い街での「フィニフチ」制作は、17世紀後半から続く長い歴史を持っています。
当店の「フィニフチ」は全て、ロストフ・ヴェリーキーで制作されたものです。
ロシア雑貨のカチューシャ
「フィニフチ」はその色褪せない輝きから、男性が大切な女性に贈るものだったそうです。ぜひプレゼントのリストに加えてください。
⬇️⬇️⬇️ オンラインショップ
現在実店舗はありませんが、イベントへの出店をされています。
昨年東京で開催された『ロマンティック・ロシア』 展覧会の際には『Bunkamura マルシェ ド ノエル』出店にされていましたので、お立ち寄りになった方も多いのではないでしょうか。
6月1日〜2日にはロシア菓子 ソーンツェさん 、ロシア雑貨 やるまるかさん 、そしてロシアンクレープ(ブリヌィ)のペチカさん 、揃って大博多輸入雑貨市に出店されるそうです。
大博多輸入雑貨市
- 会 期:
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2019年6月1日(土)〜6月2日(日)
10:00〜18:00 - 会 場:
- 筑前國一之宮 住吉神社
こちらは昨年の大博多輸入雑貨市の様子です。
東京でもこのようにロシア関連の出店が4つも並ぶことはなかなかありません。「ロシアンストリート」と呼ばれているとか。
もちろんロシアだけでなく様々な国の雑貨が集まる大博多輸入雑貨市、お近くの方はぜひお出かけ下さい。