
«восток»はロシア語に使われているキリル文字表記で、ヴォストークと読みます。
なぜ「ヴォストーク」か。
ヴォストークは1961年ソビエト連邦によって行われた人類初の有人飛行のミッションで使用された宇宙船の名称です。
ロシアが宇宙に最初に進出した先駆者であるように、我々の立ち上げたブランドも日本に「ロシア」がより広まるきっかけになってほしいという思いから«восток»と名付けました。
皆さんの日常に少しでも「ロシア」に触れる機会を増やすことで、もっと多くの方に「ロシア」に興味をもってもらえたら幸いでございます。
おしゃれの一部としてぜひキリル文字を生活にとりいれてみてはいかがでしょうか。
восток
«восток» ヴォストーク代表 太田就士
初めまして。 慶應義塾大学2年の太田就士です。 好きなものはロシアとプログラミングとものづくり。 ロシアの魅力を伝えたくて、日露学生交流会に所属しそこで代表を務めていた際、本気で二つの国の架け橋になりたいと思うようになりました。 現在はベンチャー企業で働く傍ら自身が立ち上げたロシア系アパレルブランドの代表として活動してます。
ロシアに関心を持つようになったきっかけ
ロシアに関心を持ったきっかけは現役時の大学受験の失敗。
大学受験のとき、将来のことを何も考えずただ外国語が好きという理由だけで東京外国語大学の国際社会学部ロシア地域を受験して、落ちました。
ロシア語を選んだのも、ただ募集人数がおおかったから。外大に入れたらいい、それだけでした。
ただそのとき、「募集人数でロシア地域を選択したとはいえ、これも何かの縁だろう」と思い、ロシアという国に興味を持つようになりました。
こんな感じで、ロシアとの出会いは本当の偶然でした。
ロシア語タイピングゲーム マスタリング・キリル

«マスタリング・キリル»というロシア語タイピングゲームのWebアプリを趣味で作りました。自分がパソコンでキリル文字を打つときとても遅いと感じたのと、既存のキリル文字のタイピング練習サービスを利用したところ、自分ならもっと楽しく効果的なタイピング練習アプリ作れそうだなと感じたので作ろうと思いました。 「簡単に、かつ楽に、とてもためになるアプリ」を目指して作りました。 皆さんもぜひ試してみてください。
日露交流発展の三つの課題
日本ロシア学生交流会の代表として活動していた際、日本でロシアという国を広めるにあたって課題がいくつか存在することに気がつきました。
一つ目の課題は、すでに多くの日本人が「ロシア」に対して壁を作ってしまっているということです。
これは多くの日本人がロシアに対してあまり良いイメージを持っていないからだと思いました。
何せ、何も知らない人にとってのロシアのイメージのほとんどは「寒い」「暗い」「プーチン」くらいのものです。
僕がロシアの話をしたりそれ関連のイベントを開催しても、ロシアを知らない聞き手の方はどこかで無意識に必ず身構えて、何か別世界のことのように聞いて、「そういうのもあるんだな」程度にしか受け取らずロシアそのものに興味を持ってはいただけないことがほとんどでした。
だから、ロシア要素を全面に出しても効果は薄い、というかロシアを知る人しか反応しないので「ロシア」を広めるという意味では僕が今までやってきたことはほとんど意味がないと感じました。
(もちろん、今までの活動があったからこそ初めて会う多くの方には「太田就士=ロシア」というイメージを持っていただけたので活動自体が無意味だったとは思っておりません。)
二つ目は、そもそも「ロシア」を知る機会が日本にはない、ということです
そもそもロシアに触れる機会がなければ、当然興味を持つきっかけがありません。(僕のロシアとの出会いも本当の偶然でしたし。)
たまたまロシアに触れたとしても、日本で流れる情報はマイナスなものばかりなので、そのイメージが定着してします。
僕も、実際に興味を持って記事やニュースでロシアを見聞きしても、現地に行くまでロシアに対するイメージはよくありませんでした。
そして仮にロシアに触れても、触れただけで終わってしまいそれ以上掘り下げてみようと思わせるものが少ないと感じているため、やはりロシアを知らないまま終わってしまいます。
なので、ロシアに興味を持つきっかけそのものが日本に足りていないので、それを増やせばいいと思いました。
そして(上記の二つと被る部分がありますが)三つ目は、「ロシア」を発信しても「ロシア界隈」の人にしか反応していただけません。
一見広いようでロシア界隈はとても狭く、違う畑の人たちへのリーチがしにくいのです。
なので、ロシアを広める際は《「ロシア」× 〇〇 》が必要だと思いました。
「ロシア」と「何か」を組み合わせないと、世間には認知されないなと感じていました。
そして、この三つの課題をうまく解決できないかと思いついたのが、キリル文字の入った洋服です。
«восток» ヴォストークブランドを創設
もともと、自分がロシア語の入ったTシャツが欲しかったというのもあったのですが、洋服なら日常的に必ず身に付けるもので目に付きやすいと思ったのでこれしかない、と思いました。
「ロシア×ファッション」ならロシア要素を全面に出さず、ロシアを知る機会を増やし、多くの方にロシアが届くと思いました。
「デザインが可愛いから購入したら、そこにプリントされたデザインは実はロシア語だった。」
このような今までと違ったアプローチが、ファッションブランドなら可能だと思ったので«восток» ヴォストークをたちあげました。
立ち上げのタイミングで思いに共感してくれる友人に声をかけ、協力をしてもらいながら、頑張っています。
目標は«восток» ヴォストークを通じて、ロシアに興味を持つ人を一人でも増やすこと。
渋谷のスクランブル交差点で、«восток» ヴォストークの洋服を着てる人を見ること。
4月6日に日本×ロシアの音楽イベント【ЯR】(ヤール)を代官山SALOONにて開催します。
スペシャルゲストは、サンクトペテルブルグを中心に活躍する「ロシアクラブシーンのレジェンド」のDJ ケフィールさん。
«восток» ヴォストークの展示会もやるので是非来てください!
ЯR (ヤール)

日本×ロシアの音楽イベント【ЯR】(ヤール)を代官山SALOONで開催します! スペシャルゲストは、サンクトペテルブルグを中心に活躍する「ロシアクラブシーンのレジェンド」のDJ ケフィールです。 イベントを盛り上げてくれるのは、GoGoダンサーのXWonderlandと、国際的なDJたちです!
会場では日本初、ロシア系アパレルブランド、«восток» ヴォストークの展示会もやります。 また、先着100名様には、サンクトペテルブルグ発のチョコレート会社、Okasiの日本チョコをプレゼントします。
同時開催するclub UnitのイベントKAVEには、フランス・ドイツからもアーティストが来日し、多彩なジャンルの芸術が日独仏露を紡ぎます。
https://www.facebook.com/events/416423605828861/
- 日 時:
- 2019年4月6日(土) 23:30〜5:00
- 場 所:
- 代官山SALOON

太田 就士
1997年生まれ。神奈川県鎌倉市出身。
小学校の5年間は父の仕事の関係でアメリカで過ごす。
横浜国際高校を卒業後、1年間の浪人を経て慶應義塾大学法学部政治学科へ進学。
大学入学後はロシアを日本に広める活動だったり、自身でサービスを立ち上げたり、アプリを作ったりした。
現在は大学を休学しベンチャー企業でエンジニアとして働きながら、ロシア系アパレルブランドの«восток» ヴォストークの代表として活動している。