川崎市市民ミュージアムにて開催中の展覧会、『開館30周年「都市と人間」コレクション展 ― 都市×モニュメント×カタストロフィ ―』に連携して、『ソヴィエト映画特集』が開催されています。
川崎市市民ミュージアム
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- 住 所:
- 神奈川県川崎市中原区等々力1-2
- 電 話:
- 044-754-4500

ソヴィエト連邦の巨匠、アンドレイ・タルコフスキーと、彼に師事したコンスタンティン・ロブシャンスキーによる4作品が上映されます。2月16日・17日・23日・24日の4日間の上映で、現時点で既に残り2日間しかないのですが、まだ全ての作品を鑑賞することができます。
ストーカー [原題:Сталкер]
2月23日(土) 10:30〜
- 監 督:
- アンドレイ・タルコフスキー
- 出 演:
-
アレクサンドル・カイダノフスキー
アナトリー・ソロニーツィン
ニコライ・グリニコ - 製 作:
- ソビエト連邦 (1979)

“ゾーン”と呼ばれる謎の立入禁止区域。その奥にある部屋ではどんな望みも叶えられるという。“ストーカー”と呼ばれるゾーンの水先案内人は作家と物理学者を連れて、その禁断の地へ足を踏み入れる。「惑星ソラリス」のタルコフスキーが再び手掛けたSF作品で、原作はストルガツキー兄弟。その重々しいタッチとは裏腹に、根底に流れるプロット自体はシンプルだが、淡々とした演出の中に織り込まれている数々の映像イメージに圧倒される一編。
死者からの手紙 [原題:Письма мёртвого человека]
2月23日(土) 14:00〜
- 監 督:
- コンスタンティン・ロブシャンスキー
- 出 演:
-
ロラン・プイコフ
イオシフ・ルィクリン
ヴィクトル・ミハイロフ - 製 作:
- ソビエト連邦 (1986)

世界は核戦争で壊滅し、生き延びた人間は博物館の地下シェルターでの生活を余儀なくされている。荒廃した世界を舞台に、科学技術の発展が招いた未曾有の破壊と汚染がもたらした極限状態の人間の生と信仰の在り方を問う。『ストーカー』で助監督を務めたロブシャンスキーのデビュー作。
※『死者からの手紙』上映後、井上徹さん(エイゼンシュテイン・シネクラブ代表)によるソヴィエト映画講座開催(無料)
惑星ソラリス [原題:Солярис]
2月24日(日) 10:30〜
- 監 督:
- アンドレイ・タルコフスキー
- 出 演:
-
ナタリア・ボンダルチュク
ドナタス・バニオニス
ウラジスラフ・ドヴォルジェツキー - 製 作:
- ソビエト連邦 (1972)

近未来、未知の惑星ソラリスの軌道上に浮かぶ宇宙ステーションで異常事態が発生。その調査のために科学者クリスは地球を出発する。到着したステーション内は荒れ果て、先発の3人の科学者は皆、狂気の淵に立たされていた。そして、クリス自身も数年前に自殺したはずの妻ハリーの姿を目撃し、言い知れぬ衝撃を受ける。だがそれは、人間の意識を反映して具現化させるソラリス表面のプラズマ状の海の仕業だった……。ポーランドの作家スタニスワフ・レムの『ソラリスの陽のもとに』をタルコフスキーが映画化。ソ連製SFの代表作であると同時に、人間の潜在心理の持つ力を巧みに描き出した傑作。
ミュージアム・ヴィジター [原題:Посетитель музея]
2月24日(日) 14:00〜
- 監 督:
- コンスタンティン・ロブシャンスキー
- 出 演:
-
ヴィクトル・ミハイロフ
ヴェーラ・マヨーラヴァ
ヴァジム・ロバノフ - 製 作:
- ソビエト連邦 (1989)

核戦争で破壊され、廃墟と化した地を一人の男が訪れる。彼は海底に深く沈んでしまい干潮時のみに現れ、破壊前の文明が一部残っているという<ミュージアム>を求めてやってきたのだ。『死者からの手紙』に続く、ロブシャンスキー監督長編第2作。反ユートピア的世界黒と赤の色調、電子音や轟音などのノイズと共に圧倒的な世界観で展開される。
チケットは当日券のみ、上映開始30分前から販売開始で、開場は上映15分前です。 定員270名(各回入れ替え制)で、初日に関しては満席まではいきませんでしたがそれでもかなり入っていました。 確実にご鑑賞いただくには、若干早めに着くようにお出かけいただいた方がいいかもしれません。
入場料金(1プログラムにつき)
一般・・・・・・・・・・・・・600円
大学・高校生・65歳以上・・・500円
小中学生・・・・・・・・・・・400円
未就学児、障害者手帳等をお持ちの方及びその介護者は無料
